16.石橋宿〜雀宮宿へ(街道地図)
栃木県下都賀郡石橋町・本陣跡→開雲寺→石橋警察→茂原観音入口→自衛隊(6km:2.5時間)

■ 石橋宿について ■(2002年5月4日 am10:00〜)曇
家族の許可も得ないで、いきなり家を飛び出し気が付いたらこんなとこまで来てしまった。 足が痛くなって初めて我に返った。調子に乗りすぎたかも、 遊び疲れた上に宇都宮の餃子でも食って帰ったら何を言われるか判らない。 精神的にも肉体的にも宇都宮には行けないのだ。・・・ 先に見える本町交差点を越えると街道左手に愛宕神社があり、ここから石橋宿となる。 ・・・ 石橋宿の規模は人口414人(男192人、女222人)総戸数79軒(本陣1軒、脇本陣1軒、旅籠30軒)。 特産品は栃木の名物「干瓢」かんぴょう。石橋の地名は街道東の池上明神近くに石の橋があった事に由来する。 ・・・

■ 本陣跡(伊沢家)宿場中心 ■約1km(10:20)
右に昔、脇本陣だった伊沢写真館。その先お茶屋の伊沢家前が本陣となっていた。 この石橋交差点辺りは石橋宿の中心らしい。 石橋の旧家をデジカメしていたら、見知らぬワゴン車が近づき急停車して「あやめ園」は何処だと聞いてきた。 ・・行楽家族らしいが、リュック姿の男に聞くなよー。まったく我儘な家族なんだから〜・・ (後で調べたら「石橋あやめ園」は結構有名だった。)

■ 開雲寺〜国道 ■約1km(10:40)
すぐ右手に開雲寺がある。(真言宗、江戸時代、将軍の日光参拝時の御殿所となった格式ある寺院。徳川家光の書、将軍家から下賜された葵の紋入りの湯釜が伝わる。 塀には鉄砲や弓を撃つために設けられた丸と四角の穴が残っている。) 宿場を抜けると再びイベントの無いただの国道歩きとなった。日光街道で 大谷石の建造物をよく見かけるが、この辺りにも立派な大谷石の塀があった。

■ パチンコ3兄弟・ビジネスホテル石橋 ■約500m(10:50)
右カーブが終わる地点にパチンコ屋3軒が仲良く並んでいた。 「ジャンジャン」・「バンバン」・「ドンドン」 という屋号だった。入らなかったから判らないけど店内で繋がってるのかも知れない。 所変れば品変る、旅に出ると勉強になるなぁ〜。 下古山の交差点を渡ると左に ビジネスホテル石橋がある。(栃木県下都賀郡石橋町下古山3332、0285-52-0606、シングル¥4500)

■ 石橋警察・ラーメン家康本陣 ■約500m(11:00)
その先にも派手な捨て看板が道路に飛び出しそうなパチンコ屋が頑張っている。 しかし目の前では石橋警察の赤ダルマが見張っているのだ。 ・・なっなんだーー!凄いイベント発見!。札幌の砂まつり状態である。 近づいて見るとラーメン屋さんだった。 石橋は単調な国道歩きを楽しませてくれる親切な町だ。・・ その先は何事もなかったように国道が続いていた。

■ 星宮神社〜北関東自動車道 ■約1km(11:20)
雨がポツポツ降ってきた。足も痛いし、やっぱりもぉ帰る。 冒頭で述べたように既に決まっていた。キッカケが欲しかっただけなのだ。 そんな事を考えてたらイベントの鞘堂地蔵を見逃し、星宮神社(本殿)まで来てしまった。 北関東自動車道潜ると道の両側は賑やかになる。 右の方で人が集まっている。興味津々の首から上を残して痛んだ足は機械のように進み左の大きなダイエーを通過した。

■ 茂原観音入り口 ■約7〜800m(11:30)
宇都宮市に入って新築マンションの看板を見た。 大島マンション入居者募集中、57u、住宅金融公庫融資付?で家賃65,000) ここまで来ると非常に安い(街道情報)。 その先、右に茂原観音入り口の石標があったが 観音様は、この奥の奥、そうとう先らしい。(南北朝時代の作といわれる高さ1.9mの大きな木造聖観世音菩薩立像が祀られている) 冷静な旅人はここで無理はしなかった。

■ 自衛隊宇都宮駐屯地〜雀宮宿へ ■約1〜2km(12:30)
街道左に自衛隊を意識していた。その入口がバス停を過ぎた辺りでやっと登場。 宇都宮社会保険病院を過ぎ、末広交差点の先「そば処若森」で食事する。 町名も雀の宮になり宿場に入った所で街道から離れた駅に向かう事にした。 ・・12:40:・・今日は早く帰って風呂でも入って寝よーっと。・・旅人はそのために餃子を買って帰る作戦を隠し持っていた。 (本日全行程4.5時間・2002.5/4(土):本日万歩計=14941)

旅人:浮浪雲
15.小金井宿〜石橋宿 17.雀宮宿〜宇都宮宿