PR |
江東の区名は、隅田川の東に位置する地理的な意味から名づけられたもので、江東の江は深川、東は城東の意味も含んでいます。昭和22年2月21日城東区会で、2月25日深川区会で議決されました。 しかし、江東の地名はこのとき初めて使われたものでなく、江戸時代には本所、深川など、広く隅田川の東部をさす意味に使われていました。荻生徂来の弟子、荻野鳩谷(文化14年没)の著書「東藻会彙纂略」(宝暦11年刊)によると、江東の文字があります。この本は、各地の地名を漢詩の中からひろい集めたものです。この中で、「都之江東」とは本所をさし、「江東」は深川を、「白猿江」は猿江、「亀井」は亀戸をさすと解説しています。これによって、宝暦期(1751年〜1764年)ごろから江東の用語が深川方面をさす地名として用いられました。 |